REPORT レポート
text:石井美智子 photo:田中利昌
 

 トージバ、ナマケモノ倶楽部、カフェスローのコラボレーション企画第一弾として、2月4日に「地大豆カフェVol.01」が開催されました。そもそも地大豆とは、地域ごとに昔から作られてきた在来大豆。日本全国には300種を超える地大豆があるといわれ、大きさも色も味もそれぞれ異なるんです。

そんな地大豆という響きに導かれて集まった、約80名の大豆ファン。会場すると、あっというまに店内は人であふれました。まず最初のイベントは地大豆入り玄米のおもちつき。トージバの大豆レボリューションで提携している千葉・八日市場の農家さん、斎藤さんの畑で取れた小糸在来大豆を混ぜて、「よいしょ!よいしょ!」とペッタン、ペッタン。ついたお餅はきなこ、黒ごま、おろしにつけて、またお雑煮としてサーブされました。

そしてリレートークがスタート。地大豆を育てる農家さんや問屋さん、そしてお豆腐屋さんから、それぞれが扱う地大豆のこと、生産者、加工業者として感じることなどを語ってもらいました。中でも印象的だったのが、地元・府中で納豆屋を営んでいる遊作さんの言葉。「人がモノを作るのだから、作っている人の人間性を見ることも大切なんです。」消費者のことをどれだけ考えて作っているか。よいものを提供することにどれほどの情熱を持っているか。そんな作り手側の熱い思いを聞きながら、みんなで地大豆豆腐6種を食べ比べてみました。山形県産の赤豆は、赤茶色でうまみが凝縮された味。千葉県産の小糸在来は、芳醇な香りと濃厚さが特徴的。新潟県産のさとういらずはあまみが一段と強く、秋田県産の茶豆は弾力がありクリーミー。滋賀県産のたまほまれは柔らかく、まるで豆乳のよう。群馬県産の大白大豆はこくがありました。




すこし疲れてきたところで、お待ちかねのムビラトロンのライブ。親指ピアノと呼ばれるムビラの不思議な音色に身を委ね、脳をリフレッシュ。その後、遺伝子組み替えいらないキャンペーンの小野さん、新庄大豆畑トラストの根本さん、トージバと、消費者側の活動や取り組みを発表し、リレートークは終了しました。

この日、「一人でも大豆を蒔く人が増えるように」との思いを込めて、来場者のみなさんにプレゼントした小糸在来の大豆種。実際に種を蒔くのはまだ先ですが、このイベントで多くの人の心に、種を蒔くことができました。大豆を通して地域と地域がつながっていく。人と人がつながっていく。蒔かれた種が、また他の人の心にも蒔かれていく。近い将来、日本中に種が蒔かれる時がくるまで、「地大豆カフェ」は続いていきます。


参加された方たちの感想を一部ご紹介します。


日本に古くからある在来種の大豆をもっと活かし、育てていきたいと思います.いつかは自分の手でも栽培してみたいです。そしてみそや納豆、豆 腐など加 工できる技術を身に付けたいと思いました。自分の手で生み出す。遺伝子くみかえをも封じ込めるくらい普及していって欲しいものです。


いろいろな立場の方から、大豆にまつわるstoryを聞けて、とても興味深かった。農家→加工業→消費者間の信頼関係は必須だと思いました。私は消費 者として、賢い買い物をしたいです。また、自分で作れるものは手作りしていこうと考えています。(みそ、豆腐など)

たべもの、農などにとても興味を持っていたので、「地大豆」というキーワードでこれだけの人が楽しげに、あつまっているということが何だかとても嬉しかったです。
気持ちがほっこり温かくなるような時間を共有できたことが一番収穫です。
自分も受け取るだけでなく、いろいろな意志で、いろいろな所で「種まき人」になれたらいいなぁと思います。すてきな時間をありがとうございました。花束を拍手に変えて。


地大豆リレートークがとても良かったです。
大豆の自給率や遺伝子組み換えについて事実を知ることができて良かったです。
私の目標は可能な限り自給自足できる生活です。
私たちの食生活に大きく関わっている大豆を自分の国で作ろうとすることを広めていくのは本当に大切なことだと思います。
これからトージバさんの運動に関わっていきたいです。
豆腐の味は確かにおいしかったです。一般品と全然違うと感じました。